鈴鹿サーキットといえば、日本屈指の、イヤ、世界でも指折りのサーキットの一つ。
4輪レースの最高峰F1のジャパンラウンドの開催地、鈴鹿8時間耐久ロードレースといった世界選手権も行われる。かつては世界GPも鈴鹿で行われていた。日本の最高峰といえるだろう。
そんな鈴鹿サーキットも、九州に住んでいる我々にとっては観戦で訪れた人も、そう多くはなく、ましてやコースを走ったという人はさらに少ない。
ではその、鈴鹿サーキットを「愛車で走ってやろう」と、向かったのが、菊陽バイパスの「バイカーズ」店長・南明仁さんだ。
きっかけは熊本地震。
最寄りのサーキットHSR九州が被災したことで、「走りたくなったら走れる」という環境から「走れる場所がない」という変化が「遠征してでも走りたい」という心境に。
バイカーズで取引のあるバイク用品販売店「しゃぼん玉」主催の走行会が開かれるとあって、そこに参加しようという作戦だ。
これまでもレースイベントに参戦していた、南店長は、「アイアンホースドリームカップ」に出場するために製作したYAMAHA XJR1300があるため、その車両を持って、鈴鹿を目指した。
レース車両のため、自走で三重までいくわけにもいかないので、トランスポーターに積み込み、フェリーを使っての旅。
アイルトン・セナのファンでもある南店長。セナも走ったそのコースを自ら走れるとあって、期待は高まった。
鈴鹿に到着すると「どうやったらピットに行ける?」と迷うほどの広大な敷地。迷いながらもテンションは上がるばかり。
車両を降ろしたり準備や関係者に挨拶を済ませピットロードにでてみると「ここが鈴鹿かぁ〜」と胸に熱いものがこみ上げる。テレビや雑誌インターネットで子供の頃から見た風景が、目の前に広がる。メインストレート、!グランドスタンド!観覧車!1コーナー!最終コーナー!全てが感動的。
憧れたライダー・ドライバーが走った鈴鹿サーキットに今、自分が立っている。
現地に行って驚いたことは、最終コーナーから1コーナにかけての傾斜。ピット上に掲げられた看板が段々になっていることから、「だいぶ下り坂なんだろうな」とは思っていたものの、ここまでの角度とは。バイクが惰性で下れるほどとは、思わなかった。
いよいよコースへ。
「鈴鹿のコースを走ってる!」各コーナーを通過するたびに、実感が湧いてくる。
はじめはラインもわからずギクシャクとしたものの、2本めは、コースに慣れた参加者の後を走ってコツが掴めはじめた。
映像でみているだけでは、わからなかったことも、実際にコースを自分が走ることで、わかったことも数多く、レース観戦する時も違った見方ができるようになるのではないだろうか。
最終コーナーからストレートへ駆け抜けるときは、あたかも自分が全日本ライダーになった気分。
この経験を、バイクの楽しさとして、人々へ伝えられたらと思っている。
4輪レースの最高峰F1のジャパンラウンドの開催地、鈴鹿8時間耐久ロードレースといった世界選手権も行われる。かつては世界GPも鈴鹿で行われていた。日本の最高峰といえるだろう。
そんな鈴鹿サーキットも、九州に住んでいる我々にとっては観戦で訪れた人も、そう多くはなく、ましてやコースを走ったという人はさらに少ない。
ではその、鈴鹿サーキットを「愛車で走ってやろう」と、向かったのが、菊陽バイパスの「バイカーズ」店長・南明仁さんだ。
きっかけは熊本地震。
最寄りのサーキットHSR九州が被災したことで、「走りたくなったら走れる」という環境から「走れる場所がない」という変化が「遠征してでも走りたい」という心境に。
バイカーズで取引のあるバイク用品販売店「しゃぼん玉」主催の走行会が開かれるとあって、そこに参加しようという作戦だ。
これまでもレースイベントに参戦していた、南店長は、「アイアンホースドリームカップ」に出場するために製作したYAMAHA XJR1300があるため、その車両を持って、鈴鹿を目指した。
レース車両のため、自走で三重までいくわけにもいかないので、トランスポーターに積み込み、フェリーを使っての旅。
アイルトン・セナのファンでもある南店長。セナも走ったそのコースを自ら走れるとあって、期待は高まった。
鈴鹿に到着すると「どうやったらピットに行ける?」と迷うほどの広大な敷地。迷いながらもテンションは上がるばかり。
車両を降ろしたり準備や関係者に挨拶を済ませピットロードにでてみると「ここが鈴鹿かぁ〜」と胸に熱いものがこみ上げる。テレビや雑誌インターネットで子供の頃から見た風景が、目の前に広がる。メインストレート、!グランドスタンド!観覧車!1コーナー!最終コーナー!全てが感動的。
憧れたライダー・ドライバーが走った鈴鹿サーキットに今、自分が立っている。
現地に行って驚いたことは、最終コーナーから1コーナにかけての傾斜。ピット上に掲げられた看板が段々になっていることから、「だいぶ下り坂なんだろうな」とは思っていたものの、ここまでの角度とは。バイクが惰性で下れるほどとは、思わなかった。
いよいよコースへ。
「鈴鹿のコースを走ってる!」各コーナーを通過するたびに、実感が湧いてくる。
はじめはラインもわからずギクシャクとしたものの、2本めは、コースに慣れた参加者の後を走ってコツが掴めはじめた。
映像でみているだけでは、わからなかったことも、実際にコースを自分が走ることで、わかったことも数多く、レース観戦する時も違った見方ができるようになるのではないだろうか。
最終コーナーからストレートへ駆け抜けるときは、あたかも自分が全日本ライダーになった気分。
この経験を、バイクの楽しさとして、人々へ伝えられたらと思っている。