YAMAHA TZR250R (3XV)
レーサーレプリカブームともいうべきバイクブームから30年以上の時が過ぎた。
その頃リリースされた車両は今や絶滅が危惧され残っている車体は「産業遺産」と言ってもよさそうなほど、今後再び世に現れるものでは無いだろう。
そのレーサレプリカブームで羨望の的だった1台がこのTZR250R(3XV)
TZR系譜最終形。
並列2気筒(1KT)並列2気筒後方排気(3MA)そしてこのV型(3XV)へと変化して行った。
その頃リリースされた車両は今や絶滅が危惧され残っている車体は「産業遺産」と言ってもよさそうなほど、今後再び世に現れるものでは無いだろう。
そのレーサレプリカブームで羨望の的だった1台がこのTZR250R(3XV)
TZR系譜最終形。
並列2気筒(1KT)並列2気筒後方排気(3MA)そしてこのV型(3XV)へと変化して行った。
当時の世界GPを戦うYZR250をイメージさせるそのスタイリングは「レース」を強く意識したアグレッシブさが漂う。
「公道にはオーバースペック」とも思える性能は操るものをその気にさせ、アクセルを握る手には理性が求められる。
「公道にはオーバースペック」とも思える性能は操るものをその気にさせ、アクセルを握る手には理性が求められる。
だが、扱いにくいかと構えて乗れば肩透かしを食らう。意外なほど従順。街中を走行しても機嫌を損ねることはない。思えば2stエンジンを積んだ最後のカタチ。「最新は最良」という考えから行けばこれは最良の2stエンジンのオートバイということに。
外観から想像するほど手首や腰に痛みを感じなかった。あえて言えばステップの位置はほぼ正座。足は折りたたんで乗っている気分。両膝は自然とタンクを挟み込む。
外観から想像するほど手首や腰に痛みを感じなかった。あえて言えばステップの位置はほぼ正座。足は折りたたんで乗っている気分。両膝は自然とタンクを挟み込む。
アクセルを開けていくと、本領発揮とばかりに加速。即座にタコメーターは高い位置を指す。しばらく味わっていなかった加速感は甲高い排気音と共に10代の頃に味わった感覚。
押し引き取り回しも、跨った瞬間もとにかく軽い。
歳をとったら重い車体は億劫になるという。ということは、レーサレプリカ回帰が進むか?
押し引き取り回しも、跨った瞬間もとにかく軽い。
歳をとったら重い車体は億劫になるという。ということは、レーサレプリカ回帰が進むか?
80年代90年代の2サイクルレーサーレプリカはとにかく高騰している。新車価格越え、3桁万円も珍しく無い。そして状態が良いものも少なくなってきている。
新品パーツも欠品はザラ。調子のいい状態を保つためには制約は多い。故に大事にしていきたい文化。
新品パーツも欠品はザラ。調子のいい状態を保つためには制約は多い。故に大事にしていきたい文化。