vol.25 倉しげとおるさん　Kawasaki W800

熊本市議会議員を５期にわたって務めている倉しげとおるさん。かつては市議会議長の経験も。
犬猫殺処分をなくす運動、ドッグレスキュー隊の活動にも力を入れている。
熊本市の路面電車の軌道に芝生が敷かれている、実は倉しげさんの働きかけによるもの。
市議会議員としての活動は多岐にわたる。

高校生だった16歳の時、折しも免許制度が変わろうとしていた時期、二輪免許が400ccを境に、中型・大型と分けられようとしていた。
滑り込みで、自動車学校を卒業したものの、学校の定期試験期間中。免許センターに行くのが遅れることを心配していると友人が、「新制度がスタートしても免許センターは行くのは後からでも大丈夫」と。試験期間も終わり、免許センターへ。ついに手にした免許証にはまさかの「中型に限る」の文字が…友達の言葉を信じていたら、大型二輪免許がすり抜けて行った。
気を取り直し当時人気だったSUZUKI GT380を購入。バイクライフが始まった。

進学で熊本を離れ神奈川へ。友人のHONDA CB250を借りて西湘バイパス、茅ヶ崎を走ったりもしたが、自らバイクを所有することはなかった。サーフィンや水上スキーにハマり、大学時代を過ごした。

熊本市議会議員になってからは、議員活動が主になり、長い間、趣味は無かった。
ある日SNSを見ると、前述の「免許センターは後で大丈夫」と言った高校時代の友人が、普通二輪〜大型二輪を免許を取得、Harley-Davidsonに乗っている投稿を目にする。「俺が諦めた大型バイクになんでお前が！」という悔しさと、昔みた、「白バイ野郎ジョン＆パンチ」やマンガ「750ライダー」に憧れていた記憶が蘇る。（HONDA CB750Fourには今でも乗りたい）
バイクへの気持ちは高まりTERRABALの大型二輪教習に。
TERRABALのインストラクターの印象はとても優しくたとえ立ちゴケしたとしても、「コケ方がうまいですね！」と励ましてくれた。
​卒業試験の前には、TERRABALの片桐社長から「満点取らなくてもいいんですよ」の一言で緊張が解けリラックスできた。

大型免許取得後はバイクショップRでKawasaki W800を購入。限定カラーが気に入っている。
バイクに乗ることで、知り合いが増えたり、疎遠になっていた会やグループにも再び参加するようにも。
「いつか、時間ができたら、九州を一周したい、いつかはハーレーに乗りたい。」
倉しげさんの夢はまだ広がり続けている。